メコンの川魚

田舎町の魚市場を訪れることはメコンの流域を旅する醍醐味のひとつ。

タンパク質摂取の70%がメコン河からというカンボジア。プノンペンの近郊ではベトナムから輸入した飼料を使い雷魚やテラピアの養殖も行われているが、市場に行くと回遊性の魚、泥底に隠れて棲む魚、雑多なナマズ、鯉科の魚、何種類かのライギョ、小さい藻海老と手長海老は小さな山に積み上げられ、変わりどころでは淡水エイや海蛇の紋様を持つ魚まで、とにかく雑多な魚が蓮の葉の上に並べられている。

雨期のカンボジアを旅するなら、ぜひ田舎町を訪れてみたい。早朝、河岸ではベトナム人の漁師が魚の卸売りをしている光景を見つけることができるだろう。そこでは様々な淡水魚と会うことができる。正午に市場の食堂に行けば、すっかり調理された魚と再開することができる。

写真はカンボジアの田舎、コンポンチュナンの魚河岸で撮影しました。(Ken)

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